Meade LX200-20の習熟
3月末に引っ越したのですが、単身でもあり、生活環境を整えるのと新しい仕事の準備に追われておりました。 また、春先特有の天候の不安定さもあって、なかなかベランダに望遠鏡を持ち出せなかったんですが、やっと生活も仕事も落ち着いてきたので、いよいよLX200-20の本格的な運用開始です。
まずは、本体のイニシャライズですが、これでいきなりつまづきました。
・トライポッドの設置はほとんど気を使わなくてもOKです。
経緯台として使うなら、LX200-20本体に内蔵された電子コンパス、傾斜センサー、GPSで正確なアライメントができますから、LT-15の時のように傾斜計や磁石でマウントの水平出しや筒を正確に北に向ける必要はありません。 う~ん、ちょっとしたことですが、やはり便利です。 それと、傾斜は南北と東方で測定しているようですから、LT-15で東西方向の傾きが導入&追尾性能に影響した事を考えると安心感があります。
・GPSセンサーの不具合
LX200-20では最初に磁気センサーで磁北を感知して、それからGPSユニットで緯度経度を取り込んで北極方向を計算するようです。 ところが、我が家のベランダはいわゆるマンション型のベランダで、上の階のベランダのフロアが床と同じ形で覆い被さっているため、十分な数のGPS衛星を補足しにくいようです。 放っておくとずっと衛星をサーチし続けてイニシャライズが終わりません。 仕方が無いのでノートパソコンをひさしの外に差し出して、ステラナビゲータから通信で正確な時刻と位置データをLX200-20に送り込むことで解決しました。 望遠鏡のアライメントが正確にでていれば、時刻と緯度経度を書き込む事で、イニシャライズを中断&やり直して「恒星一つでイニシャライズ」というオプションで作業完了できます。
いろいろ試行錯誤しましたが、ベランダでの標準手順を確立できたので、良しとします。
早く阿蘇方面に持ち出して、本来の自動セットアップ機能で気楽に観望したいですね。
・熊本市内の光害
2月に出張で来たときは少し郊外に行けば天の川が肉眼で見えたのですが、このところ、晴れていても水蒸気が多く、仰角で20度位以下は霞がかかって見えます。 そうなると熊本の薄い赤色の光害が目視できます。 この状態だと、高度の高い空は川越よりは少し暗いかな?と言うレベルです。
それと、やはり上階のベランダが視野を遮る範囲がやや大きいことと、我が家のベランダが南面とはいえ、実はほぼ南東を向いていることから、春のこの時期は観望の対象になる星が少なめで残念です。 朝が早いので11時には寝る健康的な生活のリズムも健康にはともかく、観望には不利ですね (^_^;)
・バランスウェイト
経緯台は赤道儀ほど回転軸周りのアンバランスに敏感では無いと言われますが、それでもNightscapeと天頂ミラー、併せて約1.5kgを付けると、鏡筒が完全にテールヘビーになって、仰角軸まわりのロックネジをしっかり締めないと鏡筒がズリズリと上を向きます。 そこでミードの純正オプションのバランスウェイトを注文したのですが、USにも在庫が無いらしく、3ヶ月待ちとのことです。 マニュアルにはバランスが大きく崩れた状態で使用すると、ろくな事が起きないと明記されていますから、しばらくは眼視観望で運用の習熟度をあげる予定です。 真っ暗な中であわてて細かいパーツをばらまいたり、右往左往して貴重な時間を無駄にしたくないので、習熟しなくちゃ。
下の写真のアルミトランクはスターゲーズさんで入手したものです。 内装はLX200-20の梱包に使われているものがすっぽり収まります。 内装材の表面のナイロンが破れると、細かいゴミが出てくるので、こまめにガムテープでふさいでいますが、だんだんミイラみたいに(^_^;)









